<Header>
<Author: 高適>
<Title: 陪竇侍御泛靈雲池>
<Format: 格式不明>
<Year: 1964>
<BookName: 唐詩選　上>
<Translator: 斎藤晌>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 寶侍御に陪して靈雲池に泛ぶ>
<BookPage: 311>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
白露時先降，
清川思不窮。
江湖仍塞上，
舟楫在軍中。
舞換臨津樹，
歌饒向迥風。
夕陽連積水，
邊色滿秋空。
乘興宜投轄，
邀歡莫避驄。
誰憐持弱羽，
猶欲伴鵷鴻。
<End Poem>
<Translation>
白露は七月の節ときまっているが、この地は寒いので、まだ季節もこないうちに白露がおりた。澄みきった川を眺めて、わが思いは盡きない。目の前の風景は俗界をはなれた自然のように見えるが、じつは要塞の區域にはいっている。舟を浮かべてたのしんではいるが、これも軍中生活の一こまなのだ。妓女の舞は手ぶりもあざやかだが、水邊の樹々が送り迎えて、これに風情をそえ、歌撃は夕暮れの風の音にまじっていよいよ高らかにひびきわたる。ダ陽は滿々とたたえた湖水につづいてきらきら輝き、邊塞の秋の色は日ごとに深くなって大空にいっぱいにただよっている。一同興に乗じて歓樂をきわめていることだから、主人公も客の足どめに車の轄を水に投げいれさせるのもよろしかろう。侍御史などといういかめしい職掌柄とはいえ、この際にはおそれはばかる必要もないから、無禮講といきましょう。もっとも小鳥のような弱い翼をしたわたしが、鳳凰や鴻のような方々のお仲間入りをして飛びたとうとしているのを、 誰にあわれんでいただけるだろうか。
<End Translation>
<Formatted Translation>
白露は七月の節ときまっているが、この地は寒いので、まだ季節もこないうちに白露がおりた。
澄みきった川を眺めて、わが思いは盡きない。
目の前の風景は俗界をはなれた自然のように見えるが、じつは要塞の區域にはいっている。
舟を浮かべてたのしんではいるが、これも軍中生活の一こまなのだ。
妓女の舞は手ぶりもあざやかだが、水邊の樹々が送り迎えて、これに風情をそえ、
歌撃は夕暮れの風の音にまじっていよいよ高らかにひびきわたる。
ダ陽は滿々とたたえた湖水につづいてきらきら輝き、邊塞の秋の色は日ごとに深くなって大空にいっぱいにただよっている。
一同興に乗じて歓樂をきわめていることだから、主人公も客の足どめに車の轄を水に投げいれさせるのもよろしかろう。
侍御史などといういかめしい職掌柄とはいえ、この際にはおそれはばかる必要もないから、無禮講といきましょう。
もっとも小鳥のような弱い翼をしたわたしが、鳳凰や鴻のような方々のお仲間入りをして飛びたとうとしているのを、 誰にあわれんでいただけるだろうか。
<End Formatted Translation>